泌尿器科は取り扱う臓器が多く、悪性腫瘍以外にも結石や感染症、排尿機能、不妊症など、多くの疾患を内科的・外科的なアプローチで一貫した診療を実施できます。また、プライマリケアから手術・薬物療法を中心とした通常診療、悪性腫瘍に対する緩和医療、終末期の医療まで実施しています。
手術はロボット支援手術、腹腔鏡手術、開腹手術、経皮的手術、経尿道的手術など多岐にわたり、薬物療法も排尿に関する薬剤や抗菌薬、抗がん剤、分子標的薬、ホルモン療法、免疫チェックポイント阻害剤など、とても多くの種類の薬剤を取り扱います。そのほか、透析療法や腎移植といった腎不全医療や、小線源療法や放射線外照射前のスペーサー留置などの放射線療法への参画もできます。
それら診療だけでなく、研究の領域も同様に無限にあります。
非常に広い領域をいろいろな角度からアプローチでき、ワークライフバランスに合わせて多様な働き方が可能です。例えば、大学や基幹病院で働くことも、比較的小規模な病院で「ひとり医長」も、開業してクリニックを経営することも可能です。
泌尿器科医は日本全国で約7,685人(厚生労働省、2020年)しかおらず、男性の新規罹患者数トップの前立腺がんを一手に診療していることを一例に挙げても、需要が高く、充実した日々が送れる診療科であることは間違いありません。
収入は生活・就業のスタイル次第で多くなります。特に島根県は泌尿器科医が足りていない地域といえ、大学や基幹病院では若いうちから責任ある立場(助教以上や医長以上)で、どんどん手術や外来を担当して頂きます。趣味に充てられる通常休暇はもちろん、出産・育児休暇は男性医師も含めてとって頂いておりますので、QOLも間違いなく高いでしょう。興味のある方は是非、お気軽にご一報ください。